「絵本」というと、紙で作られた本のかたちを想像するかもしれませんが、最近ではその形態が様々に変化してきています。代表的なものにインターネットの専門サイトやDVDなどのメディアを利用したデジタル絵本があります。
これらはいずれも紙媒体から離れ、パソコンやテレビの画面上で絵本を見るという形態をとっています。紙の絵本と大きく違うところは、動きがあったり、BGMやナレーションがついていることです。従来にはなかったこれらの特徴が、絵本の楽しみ方に広がりをもたらしています。
インターネットやテレビの功罪については様々な議論があり、教育的観点から子どもの成長段階における有害性などが指摘されるケースもあります。しかし、娯楽や情報収集の手段として、テレビなどが一番身近な存在であることは否定できません。これらを上手に利用することで子育てや教育の上で、効果的な役割を果たしてくれる可能性があるのです。
紙の絵本には手軽さや持ち運びの利便性、そして紙の質感からくる温かさがあります。一方デジタル絵本も、動きによる驚きや感動、BGMによる叙情豊かな表現が絵本の付加価値を高めています。
重要なのは、その内容に伝えたいメッセージがどれだけ込められているか、そしてどんなかたちの絵本であれ、子どもと一緒に愛情に満ちた時間をつくれるかということにあるのです。