最近の絵本では様々な試みがされていますが、その一つにインターネットを利用して画面を通して見る絵本なども登場しています。イラストに動きがあったり、BGMやナレーションの入ったものまであります。
しかし、本来の絵本の果たす役割を考えると、自分自身で文字を読んで言語力や想像力を養ったり、家族から読んでもらってスキンシップを図ったりするという要素が欠落しているように思えてしまいます。ナレーションなどの電子音では、なかなか愛情は伝わりません。母親や家族の愛情たっぷりの「声」で絵本を読み聞かせてあげることで、心地よく子どもの耳に入っていき心に伝わるのではないでしょうか。
3歳までの子どもは非常に多くのことを吸収し、たくさんの言葉をかけてあげることで脳の発達に良い影響を与えるということがわかっています。「読み聞かせ」は子どもの脳の発育を促進するだけでなく、何よりも子どもと一緒に楽しく過ごす時間を作ってくれます。それはきっと愛情に満ちあふれた時間になるでしょう。
「読み聞かせ」を効果的に行うには、子どもと一緒に読んでいるという点を意識することが重要です。子どもと同じ目線で物語を体感し、子どもの表情や反応を見ながら読み進めていくことが大切です。難しく考えることはありません。なぜなら「読み聞かせ」の一番大切な目的は、親子の愛情の時間をつくることにあるのですから。